格聶神山は四川省理塘県の熱柯郷境内に位置し、海抜6204メートルで、四川省の第3ピーク高峰、面積500平方キロもあり、格聶風景区は4A級景勝地である。観光地は格聶神山を中心に、周りは雪山、氷河、原始林、草原、湖、温泉、お寺、チベット族風情などで構成されている。格聶神山はチベット地区の有名な神山の聖地でもあり、チベット族は巡礼者が多い。冷谷寺（Rengo）はチベット仏教康巴地区の第1世都松欽巴のために創建され、歴史悠久で、しかも寺の秘蔵する文化財は多い。

格聶神山の頂部には年中雪が積もり、斜面壁の地形は複雑で、坂の壁は険しく、裸の岩が重なり合い、多くの断崖絶壁がある。格聶神山の北側は面積の広い高原草坂で、地勢の起伏が緩やかで、草原の海子に水たまりが点在している。南側は、青蔵高原では最大規模の最も典型的な古氷帽遺跡である。鉄匠山、世界最大の古氷河遺跡、標高4770メートル、外観は灰色のピラミッド状に現れ、3つの山体が入り組んでそびえ立ち、点在する氷河と花崗岩体である。

格聶神山風景区の七峰とは格聶神山から南から北東に分布する七つの神山を指し、七峰はそれぞれは格聶神山（標高6204メートル）で、肖扎峰（標高5807メートル）で、呼日扎峰（標高5598メートル）で、貢亜米峰（標高5520メートル）で、凱青麦隆峰（標高5873メートル）で、夏崗青日沃峰（標高5317メートル）で、庫日岗中峰（標高5484メートル）で、並べ見所である。しかし、格聶神山の美しい景色は憧れだが、格聶神山の主峰に登るのは極めて挑戦的な任務である。世界の登山者は、格聶神山の主峰に登るのは失敗に終わり、これも格聶神山主峰にいくつかの神聖さと畏敬を加えた。

格聶神山の麓にある章納郷虎皮坝は、標高4200メートルの高所にある。こちらの草場は平坦で広く、曲がりくねった流水と黄褐色の草原が、まるで虎の皮のように広がっていることから名付けられた。ここは格聶神山の風景が最も魅力的な場所の一つで、頂上の白い雪が太陽の下で輝いている。章納虎皮坝の周りは景色が美しく、いくつもの澄んだ渓流が柔らかい巨大な芝生の上を蛇行して流れ、満山の秋の色がこの草ダムに美しい色をもたらした。旅行者はキャンプでピクニックをしたり、自然の魅力を感じたりすることができる。

格聶神山の山麓には、雲杉、モミ、高山ツツジを主とする原始林があり、森の下には草原、灌木林があり、谷の底には曲がった河と沼があり、天然の高山牧場である。主峰の登山ベストシーズンは一般的に4、5、6月または9、10月であり、一般的な観光シーズンは6 ~ 10月である。

格聶神山はチベット仏教の中で重要な地位を持っており、毎年チベット暦の6月には、数百人のチベット族がこの聖地に山を回って巡礼しに来ている。彼らは山を一周することで一生の罪を洗い流すことができ、山を十周することで五百の輪廻の中で地獄の苦しみを免れることができ、山を百周する者は天に昇って仏することができると信じている。
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