四川省稲城県は宇宙観測天文観光の旅、推薦会を開催した。
四川新聞により、7月24日、甘孜州稲城県宇宙天文観光宣伝推薦会をシャングリラ町で開催した。宇宙天文観察の旅は、今回、主なおすすめ項目である。現在、稲城は全力を尽くして「天文科学研究+天文科学普及+天文観測」を推進し、天文テーマパークを核心とする世界的な天文観光目的地を建設している。
稲城北部の海子山国家級自然保護区では、湖の数は1145の「海子」が点在し、まるで「異域の星」のようだ。探検家ジョセフ・ロックの百年前の足跡に従い、「地平線上」に消えたシャングリラを探し、雪峰「仙乃日」、「央邁勇」、「夏諾多吉」のの険しくそびえ立ちている。同時に、真珠海、五色海、牛奶海海などの高山湖の美しさを目に収めることができる。
一方、「宇宙の秘密」を探る面では、稲城の高海抜は独特の地理的・気候的優位性のため、最高の天文観測地であり、全国初の逐日、月探査、星観測装置と宇宙神秘探索を兼ね備えた重点科学技術の城となり、世界で最も標高が高く、規模が最大で、感度が高度宇宙線観測所「拉索ラソ(LHAASO)」が建設された。ここには我が国が自主的に開発した、世界最大の子午二期円環陣射電望遠鏡があり、初めて全国でパルサー星の探査に成功した。
円環アレイ太陽電波イメージング望遠鏡が正式に完成
四川省稲城県で7月22日、国家重大科学技術インフラ「子午プロジェクト」2期の太陽電波イメージング望遠鏡が4年間のシステム統合を完了し、正式に総合調整段階に入った。中国科学院によると、円環アレイ太陽電波イメージング望遠鏡が27日にプロセステストに合格した。同望遠鏡は国家重要科学技術インフラ宇宙環境地上総合モニタリングネットワーク(子午プロジェクト2期)のシンボリックな設備の一つで、中国の太陽物理及び宇宙天気の研究に質の高い観測データを提供することになる。
稲城県草原の標高3820mの開けた場所に、直径6mのパラボラアンテナ313基が均等に配置され、直径1kmの大円環を形成しており、遠くから見ると高原に置かれた真珠のネックレスのようだ。これが円環アレイ太陽電波イメージング望遠鏡で、現地の住民から「千眼天珠」と呼ばれている。円環の中心にある高さ100mの測定塔が、観測リンク全体に測定の基準を提供する。円環アレイ全体は現地住民から「千眼天珠」と呼ばれており、子午プロジェクト2期を象徴する設備の一つだ。
「太陽活動の観測の他にも、円環アレイ太陽電波イメージング望遠鏡はさらに『中国天眼』『中国複眼』や三亜非干渉性散乱レーダーなどと共同観測を行い、低周波電波スカイサーベイ、パルサー、高速電波バースト、惑星防御モニタリング・早期警報などの分野で重要な役割を果たす見通しだ」とした。
同望遠鏡は直径6メートルのアンテナ313基から構成される合成開口電波望遠鏡で、アンテナは直径1キロメートルの円環状に均等に配置される。円環の中心にある高さ100メートルの補正タワーが観測リンク全体に補正基準を提供する。プロジェクトは来年6月にシステム総合調整を完了して試験運行段階に入り、科学研究を全面的に開始する予定だ。
海子山の宇宙線観測センター
四川省甘孜蔵(カンゼ・チベット)族自治州稲城県の海子山の標高4410メートルの地点にある高標高宇宙線観測ステーション「拉索(LHAASO)」は現在、世界で標高が最高、規模が最大、感度が最強の宇宙線検出装置だ。着工は2017年で、2021年に全アレイの建設を終え稼働開始した。この観測台では毎日数十億本の宇宙線を迎える。
空から眺めると、敷地1.36平方キロメートルの「拉索」は3つの検出器アレイからなっている。これは5195台の電磁粒子検出器と1188台のミュー粒子検出器からなる地上シャワー粒子アレイ、3120の検出ユニットに分かれる7万8000平方メートルの水チェレンコフ検出器、18台の広角チェレンコフ望遠鏡のことだ
高度宇宙線観測ステーション(LHAASO、Large High Altitude Air Shower Observatory)は、世界で最も標高が高く、規模が最大で、感度が最も高い宇宙線探査装置である。この高海抜宇宙線観測所は、敷地面積は約1.36平方キロ。その核心科学目標は高エネルギー宇宙線の起源及び関連する宇宙進化と高エネルギー天体の活動を探索し、暗黒物質を探すことである、宇宙の中でも特に銀河系内部のガンマ線源などを広く捜索する。
だがかに星雲の重要部分、つまり超高エネルギーのガンマ線がまだ明らかになっていなかった。「拉索」の登場により、人類は新たな視点からかに星雲を観察できるようになった。科学研究者は21年7月、4分の3までしか完成していない「拉索」を使い、かに星雲の輝度を正確に測定した。この成果は「サイエンス」に掲載された。
「拉索」が稲城に作られたのは、宇宙線の粒子が大気を通過する際に吸収されやすく、標高が高く空気が薄い場所に検出器を設置するほど感度が上がり、宇宙線粒子の信号をキャッチする可能性が上がるからだ。「拉索」には毎日数十億本の宇宙線が到達し、地球上で最も忙しく宇宙線という客を迎え入れる「宇宙の宿場」のような存在になっている。将来、「拉索」はこれらの宇宙線の研究を通じ、より多くの宇宙の神秘を明らかにするだろう。
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